ダイバーシティが叫ばれる現代で注目を集めている男性CA、その採用には意外な条件があるようです。
男性看護師や男性保育士と共にメジャーな職業として今後定着するであろ男性CAの現状をレポートしますね。
この投稿をInstagramで見る
男性CAの日本の航空会社の採用割合はどのくらい?
ANAとJALで見てみましょう。
・ANA 2019年に入った新卒のCA職約700人のうち男性は4人。所属するCA約8500人のうち男性は約50人
・JAL 2018年度はCA職約400人のうち3人、19年度は500人中3人が男性の採用。所属CA約6千にんのうち約100人が男性。
グループ会社の日本エントランスオーシャン航空には17年12月に男性1人が初採用され、19年1月に2人目が入社しています。
他にもスカイマークやエアドゥ、ソラシドエア、スターフライヤー。
LCCではピーチ、バニラエアなどに男性キャビンアテンダントが採用されています。
男性CAの割合が日本で少ないわけとは?
かつて飛行機に乗るの事は、とてつもない贅沢だったので利用するのはほとんどがエグゼクティブやビジネスマンなど男性ばかりだっため、機内でお世話をするのは若い美人がいいだろうということで現在に至っています。
しかし今では女性は勿論、家族旅行でも当たり前に飛行機が利用される時代、男性にもどんどん活躍してもらいたいものです。日本では女性の憧れの職業ですが、海外ではその様な認識はなく、エールフランスでは男女比は3:7と男性も多く活躍しています。
男性CAの採用条件、身長より重視される意外なものとは?
・矯正視力 1.0以上
・英語力 TOEEIC550~600 英検2級以上
・身長 特に記載なし(外資系の場合は170㎝~の場合が多い)
・学歴 高校卒業以上 または、大学・短大・専門学校卒以上とありますが、
男性の場合、採用条件として女性としっかりコミにケーションが取れるという条件があります。
機内では常にスタッフ同士がお客様の情報を共有しあい、サービスを提供する必要性があるので、女性とコミュニケーションをとる事が苦手な男性はまず採用されません。採用時の重要なポイントですね。
男性CAのメリットとデメリット
乗客の手荷物を収納したり、窓際の乗客に飲み物を渡す際には、やはり体の大きい男性の方がスムーズ。また、キャビンアテンダントには保安要員としての役割もあるので、男性が一人でもいることで、一緒に乗務するクルーたちには頼りになる存在であることは間違いないですね。
雇用する会社側にもメリットはあるようで、女性の場合、産休や育休などで、長期的な休みを取得することがありますが、男性の場合は女性ほどは長期の休暇になるケースが少なく、安定した人材が確保できるメリットがあります。
デメリットとしては新たに男性社員を採用することにより男性用のスペース(更衣室など)の確保などがあげられます。
男性CAに対する利用者の声は?
なかには『CAさんが男性なのは、がっかり…』という声もあるようですが、『男性が乗務している飛行機は安心感がある(30代女性)』や『大きな荷物の上げ下ろしは女性乗務員には頼みづらいので男性がいると助かる。(40代男性)』など軒並み歓迎ムード。
まとめ
時代の流れとともに今まで男性に求められてきたもの、女性に求められてきたものの境界がなくなってきているように感じます。男性のCAはこれから益々活躍が期待出来そうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。